ここから本文です。
更新日:平成23年3月15日
河口は川と海の接点です。巴川の河口部は海と連続的になっており、河川内への海水の浸入がみられます。ですから付近には淡水と海水とが混じり合った汽水(きすい)や海水に含まれる塩分に適応した魚が生息し、また海と川とを行き来する回遊(かいゆう)魚などの通過路ともなっています。干潮時に干上がったときに見える堤防沿いの砂泥の干潟(ひがた)はせまいながら独特の生物を育んでいます。河口部はこのように多くの魚が見られる場所となっていますが、真の海水魚や多くの汽水魚は水温が低下する冬期には川を出て、海に入ります。このように河口部は生息する生物の季節による変化の大きい場所ともなっています。 ここでは、サッパ、イセゴイ、ゴンズイ、ガンテンイシヨウジ、スズキ、シマイサキ、コトヒキ、クロダイ、キチヌ、ギンポ類、サツキハゼ、クロコハゼ、ヒメハゼ、タネハゼ、アベハゼ、ヒナハゼ、アカオビシマハゼ、ウロハゼ、チワラスボ、クサフグの魚類とスジエビモドキ、イソスジエビ、ミナミベニツケガニ、チチュウカイミドリガニを紹介しています。
|
||