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更新日:平成23年3月15日
昆虫の姿をアップで写真に撮りたい。でも、ピントを合わせ、アップで撮影するのはなかなか難しいことです。では、どうしたらこのガイドブックの写真のように撮影できるか。簡単に説明します。(ここでは、デジタルカメラではなく、一般的なフィルムでの撮影について説明します) |
◆カメラは? |
一般的にはレンズ交換ができる35mmの一眼レフカメラが必要です。コンパクトカメラでも写せますが、昆虫が小さくしか写りませんので不向きです。 |
◆レンズは? |
昆虫の撮影にはマクロレンズが必需品です。マクロレンズとは最短撮影距離が短いレンズです。被写体の昆虫の30cmくらいまで近づくことができます。50mm~100mmのレンズがあります。 望遠レンズは、昆虫が水面などの遠くにいて、近づけないときに使用します。200mm~300mmのレンズがおすすめです。 広角レンズは、背景の環境も一緒に写したいときに使います。24mm~28mmが一般的です。 撮影には三脚の使用をおすすめします。手持ちでも撮影できますが、手ブレ防止には必需品です。 ストロボ、レリーズは必要に応じて使用します。 |
◆フィルムは? |
ネガフィルムが一般的です。ISO感度100~400のフィルムを使用します。感度の数字は低いほどフィルムの粒子が細かくシャープに写ります。 印刷用やスライド用にはポジフィルムを使用します。 |
◆撮影の基本 |
・自然や昆虫に対する「やさしい気持ち」が必要です。 ・身近なフィールドを持つ(公園や池など) ・テーマとなる昆虫を決める(トンボ、チョウ、甲虫など) ・撮影に入る前に、じっくり昆虫の生態を観察する ・何年かかけ、昆虫の生活史を撮影する |