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更新日:平成23年3月15日
麻機遊水地は、野鳥と植物の宝庫として全国的にも著名な自然観察地となっています。野鳥は約200種が、植物は約600種が記録されています。昆虫については正式なデータはありませんが、トンボは47種、チョウは43種が記録されています。 春になりテントウムシやモンシロチョウ、イトトンボの姿が見えはじめると、草花とともに昆虫の種類も一気に増加します。いろいろな草にハムシやゾウムシなど、葉を食べる昆虫が多く見られます。 ヤナギの樹木にアブラゼミなどが鳴きはじめると、夏本番となります。草地にはオオカマキリやバッタなどが観察できます。また、水生昆虫のミズカマキリやタイコウチ、小型のゲンゴロウなども見られます。 |
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秋にはコオロギやキリギリスなどが鳴きはじめ、刈り取りのすんだ田んぼにはアカトンボの仲間が姿を現し、アキアカネ、ナツアカネ、ノシメトンボなどが多く見られます。 遊水地の昆虫の特徴としては、湿地に生息する種が多く見られることです。その代表的なものがトンボです。イトトンボ、ヤンマ、シオカラトンボ、アカトンボなどが多く生息しています。 チョウでは、自生するヤナギを食べる(食べるものが決まっている。樹木の場合を「食樹」という)コムラサキをはじめとするタテハチョウやアゲハチョウ、シジミチョウ、シロチョウなどが観察できます。また、ヤナギにはクワガタムシやコガネムシなどの甲虫も多く見られます。 |
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