太田川ダムの建設事業の概要

太田川ダムは周智郡森町亀久保地先に多目的ダムとして建設する重力式コンクリートダムで、高さ72ｍ、総貯水容量13,000,000立方メートル、有効貯水容量12,200,000立方メートルで洪水調節、流水の正常な機能の維持及び水道用水の供給を目的とするものである。

3つの目的の内容は次のとおりである。

1)洪水調節

ダム地点の計画高水流量550立方メートル/秒のうち、350立方メートル/秒の洪水調節（ダム等により洪水を一時的に貯留し、ダム下流の流量を低減させること）を行い、太田川下流沿川地域の水害を軽減させる。

2）流水の正常な機能の維持

ダム地点下流の太田川沿川の既得農業用水の補給を行う等、流水の正常な機能の維持（舟運、漁業、景観等に必要な流量から既得用水の確保までの十項目からなる河川の必要流量を満足させる正常流量を維持すること）と増進を図る。

3）水道用水

遠州地区（浜松市外13市町(注)）に対し森町円田地区において、水道用水として新たな取水を行う。（注）浜松市には雄踏町、舞阪町を含む。

※本ページ内のダム計画の数値は現行計画であるため、今後の見直しにより変更となります。

ダム平面図

標準横断図

下流図面

※本ページの図は現行計画であるため、今後の見直しにより変更となります。