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更新日:平成23年3月15日

メニューを飛ばし本文へジャンプ ともえランド やすらぎのみずべ巴川 静岡土木事務所

昆虫では、冬を除いて多くの種類が観察できます。多いのはトンボです。イトトンボ、ヤンマ、アカトンボ類など今までに45種類記録されています。

トンボ以外では、チョウ類が40種、バッタ類、テントウムシ、セミ類なども観察できます。

水中には、タイコウチやヒメミズカマキリ、ガムシの仲間などの水生昆虫も生息しています。遊水地は昆虫観察に適した場所です。

ヤナギ類の植樹により、昆虫の森も育てています。


▲アオモンイイトンボ
 

魚類は、池沼に在来種のギンブナ、モツゴ、ヨシノボリ類が生息しますが、外来種のカムルチー、ブラックバス、ブルーギルが多く、在来種の生存が心配されています。

巴川にもギンブナ、オイカワ、ドジョウ、ボラなど多くの種が生息しています。

また、巴川に流れ込む小川では絶滅が心配されているホトケドジョウやメダカが少数ながら生息しており、注目されま す。

甲殻類(こうかくるい)では、スジエビ、テナガエビ、モクズガニなども生息しています。


▲ホトケドジョウ
 

両生類・爬虫類(はちゅうるい)が生息する環境は池沼と水深の浅い湿地、そして陸の部分です。

池沼にはイシガメ、クサガメ、スッポン、ミシシッピーアカミミガメの4種のカメ類が生息しています。

イシガメとクサガメは数の減っている貴重な種類です。

水深の浅い湿地や池にはヌマガエルとウシガエルが、陸にはトカゲの仲間であるカナヘビと、アオダイショウ、シマヘビ、マムシの3種のヘビ類が確認されています。


▲イシガメ

湿地の哺乳類(ほにゅうるい)の代表は、小さなカヤネズミです。ヨシやススキの茎の途中に丸い巣を作り、子育てします。

しかし、ヨシ原が減るにしたがいカヤネズミも減っているようです。

他に確認された動物は、タヌキ、キツネ、イタチ、ノウサギ、コウベモグラ、ジネズミ、アカネズミなどです。


▲カヤネズミと巣(右側)