平成23年3月15日 更新 |
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昭和49年7月7日の豪雨は七夕豪雨と呼ばれ、太田川流域だけでなく、静岡市・清水市を流れる巴川流域、浜松市を流れる都田川流域など静岡県中西部に大きな被害を及ぼした。
当時の気象の状況は、静岡県中西部では梅雨前線の影響で6月27日頃から連日雨が降り続き、地盤はかなり水を含んだ状態であった。そこへ東シナ海を北東に進んだ台風8号が7月7日から8日に対馬海峡を通り朝鮮半島南部に進み、日本海から遠州灘沖に蛇行している梅雨前線を刺激し、県中西部では記録的な大雨となった。
太田川流域では、森町大河内で24時間雨量で観測史上最大の491.5mm
を記録したほか、各地の雨量は下表降雨記録のとおりである。
七夕豪雨では、湿った空気の流れ
(湿舌)が静岡県から関東へ延びており、台風8号が南海上から運んだ強い雨雲の塊が次々と入り、停滞中の梅雨前線を刺激して大雨を降らせた。なお、最近名古屋市で560mmもの記録的な大雨を記録し、東海地方で死者・不明9名、浸水被害37,000棟に及ぶ大水害をもたらした平成12年9月11、12日の豪雨も七夕豪雨同様に停滞前線と台風が豪雨の原因となっている。
太田川流域では、森町大河内で24時間雨量で観測史上最大の491.5mmを記録したほか、各地の雨量は右表降雨記録のとおりである。
七夕豪雨では、湿った空気の流れ(湿舌)が静岡県から関東へ延びており、台風8号が南海上から運んだ強い雨雲の塊が次々と入り、停滞中の梅雨前線を刺激して大雨を降らせた。なお、最近名古屋市で560mmもの記録的な大雨を記録し、東海地方で死者・不明9名、浸水被害37,000棟に及ぶ大水害をもたらした平成12年9月11、12日の豪雨も七夕豪雨同様に停滞前線と台風が豪雨の原因となっている。
昭和49年7月7日洪水(七夕豪雨)時の等雨量線図
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