平成23年3月15日 更新 |
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太田川流域では、温暖な気候や大都市圏近郊の優位性を生かして、茶、水稲、温室メロン、キュウリ、トマト等のハウス栽培、海岸地帯におけるスイカ栽培、花木、畜産等、多彩な農業生産が営まれている。なかでも、袋井市のマスクメロンの生産額、掛川市のバラの生産量は日本一である。
さらに、太田川河口部の福田町では、日本有数の漁場である遠州灘を控え、特産物であるシラス漁が行われている 。
太田川流域に係る主な市町村の総農家数は約1万2千戸である。農家数は年々減少しており、昭和50年に約2万戸あった総農家数は、20年経過した平成7年では約1万2千戸となり、昭和50年に対して約40%減少している。
2) 商工業
太田川流域では、温暖な気候や豊かな水、豊富な労働力などに恵まれた環境の中で商工業が順調に発展してきた。近年では東海道新幹線、東海道本線や東名高速道路などの主要な交通基盤の充実により、県内の主要都市の静岡市や浜松市をはじめとする周辺都市のベットタウンとして住宅開発が進み、このような立地条件の良さから企業進出も活発となり、自動車部品、電気・機械メーカーをはじめとし、楽器、食品、製薬メーカーなどが進出してきている。
太田川流域に係る主な市町村の産業別就業者数は、第2次産業が最も多く、第3次産業、第1次産業の順に続く。第2次産業就業者数は全産業の約半数を占め、第2次産業と第3次産業の合計就業者数は全産業の約9割に達する。
また、製造品出荷額は平成7年で約2兆4千億円であり、昭和50年の約2千7百億円の約9倍になっている。
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