平成23年3月15日 更新 |
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1.多目的ダムとなった経緯 | |
太田川流域は昭和49年7月の七夕豪雨により、太田川本川の3ヶ所で堤防が破堤し、家屋の全壊流出87戸、浸水被害2,240戸、農地被害989haにのぼる大災害を受けました。これを契機にそれまでの治水計画を見直すこととしました。 当初は治水ダムとして昭和55年に予備調査、昭和61年に国庫補助による実施計画調査に着手しました。 しかし、昭和62年に袋井市、森町等流域市町よりダムの多目的化が要望され、平成元年度に治水と、森町、袋井市への水道用水の供給を行う利水を目的とした多目的ダムとして、国庫補助事業に建設採択されました。 さらに平成5年度には、大田川ダムの水道用水を浜松市などにも供給する遠州広域水道用水供給事業の変更がなされ、県企業局を利水者として基本協定を締結しました。 |
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2.太田川ダム計画は県民の同意と見直し(再検討)が得られているのか。 |
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1)公共事業再評価の実施 県では公共事業の効率性及び透明性の一層の向上を図るため、平成10年度から公共事業再評価を実施しています。これは事業採択後長期間が経過している事業の評価を学識経験者等第三者で構成する静岡県事業評価監視委員会で審議し、事業の継続、中止について答申をいただくものです。 太田川ダム建設事業(河川総合開発事業)は事業採択から10年経過した平成10年度、事業評価監視委員会の審議を受け、事業継続することが妥当との審議結果を得ております。平成12年度には水道受水団体から受水量減量の要望による社会情勢の変化によりの事業評価監視委員会の審議を受け、ダム規模及び水道事業を縮小して事業継続することが妥当との審議結果を得ております。 |
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2)河川整備基本方針・河川整備計画の策定 平成9年度の河川法の改正に伴い、河川計画を策定する際には、広く住民の意見を取り入れることが義務付けられております。 二級河川太田川水系河川整備基本方針は、有識者で構成される静岡県河川審議会で審議し、平成13年3月9日に河川審議会より、ダム等の洪水調節施設が位置づけられた河川整備基本方針の策定が適当であるとの答申を受け、平成13年10月19日に国土交通大臣の同意を得ております。河川整備基本方針に基づき具体的な計画・期間を定める河川整備計画については,学識経験者や地元代表等で構成される流域委員会で審議いただいた太田川ダムが位置づけられた計画(案)を作成しまして、平成13年8月4・5日に流域4箇所(磐田市・袋井市・掛川市・森町)で流域住民を対象とした意見交換会を行うとともに、流域市町長の意見を聴いて計画を策定し平成13年11月27日に中部地方整備局長の同意を得ております。 |
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