平成23年3月15日 更新 |
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ダムを建設する際の立地条件は、まず必要な貯水容量が確保できる地形で、ダムサイトの両岸が狭く、ダムの体積が少なくなるような位置を検討します。
太田川流域においては、亀久保地区の椋地川合流点上流から杉沢合流点までの間が適地と考えられます。
次に基礎岩盤が堅固で、遮水性に富み、工事材料が容易に入手できること等が建設地の条件です。これらのことから椋地川合流点上流から杉沢合流点までの間で、3案(上流案、中流案、下流案)を抽出し、ダムサイト、貯水池、堤体の観点から調査・検討を行いました。
ダムサイトについては、地形、地質の状況を把握するために現地踏査・地質文献調査・ボーリング調査などを行い、地形、地質、岩盤の状況について精査し、ダム岩盤としての安全性を検討しました。
貯水池については、地すべりの状況、移転家屋などを調査し、検討しました。堤体については、堤体積、掘削量、事業費を比較し検討を行いました。 以上の調査・検討から、地形、地質が良好で地すべりの危険性がなく経済的な上流案(現計画地)に決定しました。
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