平成23年3月15日 更新 |
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治水施設は、道路などの利便性を向上させる社会資本と異なり、整備による便益は経済的に計測困難なものが多くあります。一般の人々が治水施設の整備による効果を精神的な安心感として経済的に評価することも困難です。同様に人に親しみやすい環境の効果についても親水、レクリエーションの場の提供として何人が訪れたから幾らというなど、経済効果を計画検討の一項目とすることも考えられますが、このような評価方法は、広く認知され確立されたものではありません。
治水対策の比較案として、仮に森町南部の農地を遊水地として想定してみますと、周辺の井戸への影響も考慮して遊水地地盤高を設定する必要があります。地下水はこれよりも低くなり、普段水がたまらないこととなるので、新たな自然環境といっても限られた環境であると考えられます。このため、ダム湖のように湖畔を散策したり、周辺の森に親しむようなことは困難と考えられます。
奥野ダム(静岡県伊東市)の周辺整備状況 |
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花の広場 | |
梅の広場 |
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