放水路計画/大谷川放水路
大谷川放水路は、巴川の中流部静岡市古庄地先に分水施設を設け、毎秒150m3流量を分水し、巴川支川後久川を拡巾したのち、国鉄東海道本線南側から、2,650mを新規に開削し、大谷川に接続させ、従来の大谷川流域の流量を合わせ、静岡市大谷地先で、毎秒400m3の流量を駿河湾に直接放流させるものです。
事業の目的
- 巴川流域における浸水被害の軽減
巴川上流部の洪水の一部を分水し、巴川流域の浸水被害を軽減させます。 - 大谷川流域の洪水に対する安全度の向上
大谷川放水路計画に合わせ、河道整備、支川改修及び低地帯の嵩上げを行い、洪水に対する安全度を向上させます。 - 津波・高潮による被害の軽減
河口部に防潮水門を設置し、地震時の津波、台風時の高潮による被害を軽減させます。
大谷川拡幅部区間の様子
着手前(昭和55年5月撮影) | 竣功(昭和61年2月撮影) |