台風10号の雨に備えて、遊水地の水を事前排水しました。
令和6年8月22日に発生した台風10号は、ゆっくりとした速度で8月29日から9月1日にかけて日本を縦断しました。
太平洋沿岸に、長時間にわたって台風周辺の暖かく湿った風が流れ込んだため、西日本から関東にかけた広い範囲で大雨が続きました。
静岡県内でも8月22日の降り始めから9月2日までの連続雨量が900ミリ超を観測数観測所も多数あり、静岡市内においても久能観測所において1,144ミリを記録するなど大量の雨が降りました。
二級河川巴川を管理する静岡県では、台風の速度が遅く、長期間に渡る降雨の予報があったことから、8月29日から30日の最初の降雨のピーク後に、次の降雨のピークに備えて、遊水地の容量確保を目的とした事前放流を実施しました。
降雨のピーク間の事前放流は、麻機遊水地第2工区の加藤島エリアと大内遊水地の下池、駿府城公園内堀において、30日から31日にかけて事前放流を実施しました。