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今月もあと二日になってしまいました。来月はもう師走です。本当に一年早いなと感じます。
今月は、当事務所や管内で開催されたイベントの話をしようと思います。
まず、当事務所が11月17日に吉田公園で主催した「みんなでつなぐ土木の輪~命山から学ぶ土木の力~」と題したイベントです。
これは、土木の日(11月18日、土と木を分解すると「十」と「一」、「十」と「八」になることから十一月十八日、それと土木学会の創立日が明治12年のこの日だったため)に合わせて県の交通基盤部をあげて取り組んでいるもので、当事務所は前日の17日に開催しました。
開催場所として、今年3月に命山が完成した吉田公園を選びました。毎年20万人以上ある公園への来場者や働く人を最大8.6メートルと予想される津波から守るために、3カ年の期間と3.7億円の事業費をかけて整備しました。こんもりとした丘状の形でスロープや手摺りがあります、晴れた日にこの丘の上に立つとすばらしい富士山を見ることが出来ます。
命山を整備した施工業者の大石建設(株)さんの御協力もあり、大型重機を会場に持ち込んで高所作業の体験やドローンによる空からの映像を見ていただき、約80人の親子の方々に“土木の力”を体験していただきました。
写真など当日の様子は当ホームページの「おすすめ情報」にありますのでクリックしてご覧ください。
管内の島田市川根町笹間で国際的なイベントが11月23日から26日の4日間開催されました。「国際陶芸フェスティバルin ささま」は、平成23年から2年に一度開催され、今年で4回目となりました。ヨーロッパやアルゼンチンなど世界各国から約70人の陶芸家が参加し、前半2日間は「学ぶ」を後半2日間は「出会う」をテーマに行われました。年々来場者も増え続け、今年は人口370人の笹町地区に約5千人の陶芸ファンが詰めかけました。
25日(土)夕方にはイタリアの陶芸家と“鬼ころし”で有名な島田市の大村屋酒造場がコラボして、世界初となる日本酒の空き瓶660本で高さ2メートルの窯(かま)を造り、ガラスの瓶から溶けて見える火で周囲を照らし幻想的な空間を創り出しました。
地元の人も頻繁には行かない人口減少の地区に世界から人が集まり共感する、街おこし、村おこしはどこでも何をきっかけにしても出来るのかもしれませんが、中心となってリードする人とそれを支える人達の熱い思いが合わさって初めて成し得るのかなと思いました。その意味では「国際陶芸フェスティバルin ささま」は、すばらしく成功に向かって進んでおり、このイベントを通して笹間地区が発展していくことを期待しています。
実は、当管内は陶芸に関心が高く、瀬戸谷にある藤枝市陶芸センターは子供から大人まで楽しめる本格的な施設であり、私も2年間ほどよく訪ねました。我が家の表札は、センターで作成したもので、その他にも皿やお椀も気に入って使っています。
今月の「若手のことば」も是非ご覧ください。
http://doboku.pref.shizuoka.jp/desaki2/shimada/wakate_no_kotoba_H291130.html
画像をクリックすると「若手のことば」を閲覧できます。
平成29年11月29日
島田土木事務所長 石垣 俊幸