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○梅雨明け
17日の日曜日に今年の梅雨が明けました。
今日は例年よりも早く、そして小雨だった印象があります。特に、関東地方の水不足が心配です。台風の発生個数も現時点でまだ1個で、これは1951年以降のデータでも最少です。例年の発生個数は25個程度で、最近10年間でも2010年の14個以外はすべて20個を超えています。来月以降にどっと発生して、本県などに来ないよう祈っています。
○千客万来
所長室にはいろんな方がお見えになります。
先月になりますが、「坂口谷川 花と芝生を守る会」の粂田代表と本間さんが「第27回全国みどりの愛護のつどい」で国交通大臣表彰を受けたご報告に来られました。粂田代表らは坂口谷川が地域の憩いの場になるようにとの思いから、20年間活動を続けてくれています。今年85歳になる粂田さんをはじめ多くの会員が高齢化になってきている中、各々の会員の方がそれぞれ川に行ける日に、無理のない活動をするやり方をとっていると聞きました。まとまって活動される方法もあると思いますが、各自の自主性に任せて取り組む姿勢、月の半分以上活動される方もいるとのことで坂口谷川や地域を愛する会員の方々の真心に感服しました。長く続けてくださっている秘訣の一つと思いました。
また、ある方からは地震の応援について、今まで気づかなかった点を教えて頂きました。それは、地震が発生して救援や応援を必要としている地域に、水や食料の救援物資は届きます。また、我々土木事務所や建設業界ができる道路などの土木施設の災害支援や復旧工事はニュースでも流れてきますので、どのようになっているかはだいたい想像ができます。しかし、人間の生活にとって重要不可欠である排泄に関する支援や応援はあまり話題になることはありません。許可の関係で県内でも他の地域に出られない事情から当該事業に携わっている業界はあまり道路事情に詳しくないとのことですので、緊急輸送路など災害時に活用できる道路を道路管理者の土木事務所と連携することで、いち早い支援が可能になるかと思いました。ちょうど当事務所から熊本県に災害応援に行っていた職員がいたため、現地でこの問題の状況を確認させたのですが、十分に把握できませんでした。それだけまだ表面化していない課題と言えるのかもしれません。
多くの方と話し、いろいろな内容の話しを聞くことで初めて知ること、気づくことがいっぱいあるんだとつくづく思いす。そんなこともあって、所長室の廊下側のドアを在室時には開けとくことにしましたので、どうぞ事務所に来た際には気軽にお入り頂きたいと思います。
○管内市町との「地域づくり円卓会議」とタウンミーティングの開催
6月中旬から7月上旬にかけて、管内市町(焼津市、藤枝市、島田市、牧之原市、川根本町、吉田町)の首長や幹部の方々と昨年度に終わった事業と今年度これから実施する予定の事業の説明を中心に意見交換を行いました。6年目になる取り組みですが、今年度から名称も一新して地域づくりのために県と市町とがお互いに情報共有して、一緒になってより暮らしやすい地域を創っていきたいと思います。市町からの意見として、県(土木事務所)が行っている事業をもう少しピーアールすべきと言われました。例えば、苦情や要望が市や町にあり、その担当が土木事務所の場合は市町の担当者から当方に連絡があります。道路の穴埋めなど応急処置が完了した場合は市町にも「終わったよ、連絡ありがとう」の一言でも欲しいとのことでした。まったくその通りで、気持ちのいい仕事をする上でも、そういう心遣いは大切だなと思います。土木事務所の職員は、傾向としてまじめでコツコツ仕事するタイプが多く、あまり自分たちの仕事について、「こんなことやってるんだよ! みんな見て~」とは言わないです。パフォーマンスは好まない人が多いです。でも、あえて「もっともっとピーアールしろ、自分たちの仕事を知ってもらうことで理解が得られるものもあるはず!」と所員に言いましたので、きっと少しずつかもしれませんが変わってくると思いますので期待していてください。
また、島田商工会議所、榛南クラブ・牧之原市建友会、川根本町議会・自治会役員の皆様方とタウンミーティングを行いました。県予算の状況、当事務所の事業展開や県の主要施策を中心に話しをさせていただきました。
暑い日が続いていますが、健康に留意されて楽しい夏にしてください。
アダプトロード調印式 坂口谷川 花と芝生を守る会
榛南クラブタウンミーティング 楽しい夏
平成28年7月21日
島田土木事務所長 石垣 俊幸