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所長のことば(5月)

 
 島田土木事務所長 杉本 則尚  杉本則尚
  • ※式で挨拶する筆者。

 

4月を迎え、当事務所も127人の新体制で平成26年度がスタートしました。

私も2年目を迎え、改めて現場を自分の目で見て、管内地域にお住いの皆さんの声を聞きながら、道路、河川、海岸、砂防等の整備や維持管理を計画的に進めてまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

 

先月24日のことですが、国道362号(川根本町水川地内)の安全通行宣言の式に出席させていただきました。平成25年5月1日に発生した斜面崩壊により通行止めとなっていた国道が、ようやく復旧の予定となったことから、川根本町の鈴木町長から災害復旧工事に協力して頂いた地権者の皆さん等に感謝状が授与され、通行の安全宣言が行われました。

当日は晴天に恵まれ、眩しい新緑の中で行われた式典でありました。新茶のシーズンを迎え、多くの皆さんが奥大井の地を訪れ、豊かな自然を満喫していただけることを期待しております。

 

道路は地域を結び産業や観光の振興に寄与するとともに、沿線にお住いの皆さんにとっては「命の道」であります。

当所管内には、県が管理する国道や県道が約616kmあり(東海道・山陽新幹線では東京駅から西明石駅までの距離に相当)、8つのコースに分け月に3~4回の頻度でパトロールを実施しています。

前述した国道362号の被災箇所では、昨年4月30日の道路パトロールにおいて職員が斜面の異常を発見し、直ちに緊急時の体制整備を行ったことから、2日後に斜面崩壊が起きる約30分前までに国道を通行止めとし、道路利用者への被害を未然に防止することができました。

 

この災害復旧工事では、崩壊した範囲の上部に不安定な斜面が残っていたため、その対策等に約1年を要したことから、仮設う回道路による片側交互通行規制により地域の皆様には大変なご不便をお掛けしました。

局地的な大雨等の異常気象の増加が危惧されていますが、道路をはじめ河川や海岸、砂防施設等の保全には日常の点検、維持管理を徹底し、万全を期してまいります。

 

                                

                                今回の災害復旧箇所を走る観光バス

 

 

平成26年5月8日              

島田土木事務所長 杉本 則尚