• 文字サイズ変更
  • 文字拡大
  • 文字サイズを戻す
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム >島田土木事務所 >所長のことば >新年度のご挨拶

ここから本文です。

 新年度のご挨拶



 
 

島田土木事務所長 渡邉 良和  

 

新年度のご挨拶

皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

昨年度に引き続き、島田土木事務所長を務めさせていただくことになりました。

今年度も、どうぞよろしくお願いします。

 

さて、ようやく春が到来したはずなのですが、いつまでも続くこの肌寒さはどうしたことでしょう。少し、異常な気がしないでもありません。

また、4月3日に本県を襲った“爆弾低気圧”は、鉄道に大幅なダイヤの乱れを生じさせるなど突風被害を発生させ、その後も移動しながら、東北、北海道にまで被害を及ぼし続けました。この風による、私どもの管理する道路などへの影響も懸念されましたが、昨年の台風15号の強風により弱い立木などは倒れ尽くしたのか、今回は目に付く被害も無く一安心といったところです。

皆さまの周りではいかがでしょうか。

 

今年度の島田土木事務所員の心構え

4月2日の年度始めの式では、当事務所に新たに配属になった職員も含めた職員全員に、以下のような、今年度の職務遂行に当たっての心構えを伝えました。

1 コンプライアンス

全国的に、さまざまな組織における、法令や倫理に背く行為がニュースになり続けています。私どもは公務員という立場であればこそ、職務上、職場を離れた日常生活上ともに、日々、襟を正したものでなければなりません。

2 危機管理

昨年3月11日の東日本大震災は、津波や原発事故も含めて全国的に大きな衝撃を与えましたが、静岡県においては、東海地震や3連動地震による被害が強く懸念されています。本県の地震対策は30年以上の歴史があるものの、阪神淡路大震災や東日本大震災など、これまでの全国各地の地震の教訓も踏まえて、情報伝達面を含め、対応を日々進化させてきています。いつ何どき、大地震が発生しても、この対応システムの中で的確な対応ができるよう、職員個々が常に自覚しておかなければなりません。

また、昨年は台風12号、15号に代表される豪雨や突風により大きな被害が発生しました。こうした大雨・洪水に対する備えや、工事現場における危機管理、道路や河川のパトロールなど、公共施設利用者や地域住民の安全のためにはさまざまな危機管理があり、私どもは常に意識を高く保持しなければなりません。

3 日常の職務における取組み姿勢

公務員として、公平、公正な行政を県民の皆さまの立場に立って遂行するための理念は、昨年度の始めにも話したとおり、

①県民目線に立ち、透明性を持って職務に当たること

②業務を効率的に、スピード感を持って遂行すること

③明るい職場で、チームワークで仕事をするため、挨拶を励行し笑顔を絶やさないこと

の3つです。

これらの詳細は、昨年8月11日のこのページに書きましたが、

①は、常に、一般県民が何を求めているか、県民は県にどうして欲しいのかを把握し、客観的な根拠に基づき優先度を判断しながら施策を決定する。そして、その施策決定根拠の説明を求められた場合は、いつでも示すことができるようにしておく。

②は、公務員として県民に奉仕する立場から、より小さな経費で、より迅速に無駄なく、より優れた成果を上げるためには、さらなる効率化、スピードアップに向けて努力し続けることが必要である。また、その中で、県民の皆さまに失礼があってはならず、むしろ心の温かさや思いやりの心を感じていただけるように業務に当たる必要がある。

③は、組織の成果を最大とするためにはチームワークで仕事をすることが極めて重要であり、職員の心の健康にも好影響をもたらす挨拶や笑顔が、“明るい職場”を生み、チームワークを作るということを忘れない。

ということです。

職員には、常に、これらの心構えを特に意識し、職務に励んでもらいます。

 

今年度の島田土木事務所の動き

目前に迫った4月14日には、待ちに待った新東名高速道路の御殿場~三ケ日間162kmが開通します。この開通による、県内各地域はもちろん全国的な、人流・物流を中心とした直接、間接の効果は極めて大きいことは間違いありません。

また、一般道路からも気軽に入ることのできるSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)における、地域の素材や産品を取り入れた取組みも、県内各地域の活性化につながるものと大いに期待されます。

私どもの事務所では、管内の藤枝岡部IC(インターチェンジ)と島田金谷ICに接続するアクセス道路の整備は既に完了していますので、今後は、新東名を最大限に活用するための環境整備の一環として、以下のような道路ネットワークの強化を進めます。

  • 新東名、空港、東名、御前崎港を1本でつなぐ陸・海・空のネットワークの強化に向けて、「金谷御前崎連絡道路」の大沢IC立体交差化を今夏までに完成・開通
  • 同じく「金谷御前崎連絡道路」国道473号金谷相良道路Ⅱ工区の事業を推進
  • 国道473号の、新東名島田金谷IC以北の整備を推進
  • 国道150号BP(焼津~牧之原)の用地買収及び工事を推進
  • 国道362号青部BPの、今年度内の用地買収完了と部分供用開始
  • 緊急輸送路を中心とした橋梁の耐震性強化計画を大幅前倒しで実施
  • 県道島田吉田線「はばたき橋」の早期開通に向けて努力

また、河川関係では、特に地震や津波への対策強化として、

  • 勝間田川水門を今年度内に完成・運用開始
  • 瀬戸川堤防の液状化対策を推進
  • 坂口谷川水門の早期建設に向けた調査を推進
  • これまで御前崎港管理事務所(旧御前崎土木事務所)から遠隔操作していた湯日川、萩間川、須々木川の各水門の遠隔操作を、津波の心配が無い島田土木事務所からの遠隔操作に切り替える作業を前倒しで今年度内に完成

そのほか、平成23年に発生した災害箇所の復旧事業を極力速やかに完成させることや、管内各地区における各種事業等の施策に精力的に取り組んでまいります。

関係の皆さまには、ご理解、ご協力をよろしくお願いします。

 

今年度もよろしくお願いします!

新年度になって、私どもの事務所においても職員の入れ替わりがありましたが、昨年度からさらに飛躍して、県民の皆さまの満足度向上につながる仕事をしようと、職員一同決意をしています。

1年間、何卒、よろしくお願い申し上げます。

また、このホームページは、私どもが、静岡県の土木行政、とりわけ島田土木事務所の行う行政の姿を広く知っていただき、公共事業の真の姿をご理解いただくとともに、県民の皆さまの率直なご意見を頂戴したいと考え、情報を発信しているものです。

当事務所の事業や取組み、ホームページの内容などに関するご質問やご意見、所長への叱咤激励、どのような内容でも結構ですので、ホームページのトップページに記載された「ご意見・お問い合わせ先」まで、是非ご連絡ください。

どうぞよろしくお願いします。

 

それでは次回まで、皆さま、お元気でお過ごしください。



                                    平成24年4月6日
                                      島田土木事務所長 渡邉 良和