平成23年3月15日 更新 |
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平成20年9月16日 |
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平成20年7月31日付けで送付されました公開質問に対して下記のとおり回答します。 | ||
記 | ||
Q1: | 何ガルの地震加速度が加われば太田川ダム堤体には貯水を保ち得ない程度の破壊が発生するのか。 | |
A1: | 太田川ダムの耐震安全性については、「大規模地震に対するダム耐震性能照査指針(案)」に従い、太田川ダム近傍の活断層およびプレート境界の地震を既往の文献や中央防災会議の資料を基に、太田川ダム地点において現在から将来にわったて考えられる最大級の強さをもつ地震動として、想定東海地震および想定東海・東南海地震を抽出し、耐震安全性が確保されることを確認しました。 | |
Q2-a: | 『太田川ダム建設事業に関する質問への回答(Q&A)[地質編]』の19ページに記述中「太田川流域」は誤りであり、「太田川ダム近傍」の意味ではありませんか。 | |
A2-a: | 「太田川流域」とは、「太田川ダム流域」を意味するところです。 | |
Q2-b: | 仮排水路トンネル吐口の直ぐ下流左岸斜面で斜面崩壊が起こっています。県の予断が間違っていたことを認められますか。 | |
Q2-c: | 仮排水路トンネル吐口の直ぐ下流左岸斜面の斜面崩壊、及びその50mほど上流にある小規模崩壊の位置、方向と高さを精査して公開して下さい。 | |
A2: | Q2-bからQ2-cについてはまとめて回答します。 平成20年5月下旬に起きた仮排水路トンネル吐口下流側の山肌の崩れにつきましては、ダムからかなりの距離があることから、ダムへの影響はないと考えています。 なお、この箇所の保全対策は、森林保全担当部局において、今後対応していく予定です。 |
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Q3-a: | 左右両岸の岩盤の想定外の変状に対する対策のために支出された想定外の出費の費目と総額を明らかにして下さい。 | |
Q3-b: | 無用のダムの湛水を中止して、流域住民の生命財産を守るのが賢明な選択ではありませんか。 | |
Q3-c: | 湛水を強行する場合にはどのような漏水監視体制とダム誘発地震に対する監視体制をとられるのかを公表してください。また不測の事故が発生した場合の流域住民に対する広報システムはどのようなものかを公表して下さい。 | |
A3: | Q3-aからQ3-cについてはまとめて回答します。 これまで変位が見受けられた堤体下流左岸法面については、対策工を実施してきており、現状において異常は見受けられません。現在は恒久対策工を実施しているところです。 ダムの安全管理につきましては、ダム構造物管理基準に必要な計測事項が規定されています。湛水を開始してからはダム堤体及び基礎岩盤の安全性を確認するため計測頻度を密に実施し、試験湛水が終了するとダムの安全性は確認されたことになります。なお、ダムは大規模な構造物であることからダムを運用している期間は所要の計測を実施します。 |
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Q4-a:: | 仮排水路トンネル工事の右土平崩壊事故で曲がった支保工の素材、断面の形状と寸法を公表して下さい。 | |
Q4-b: | 支保工の右側下端が、700mm内側に押し曲げられるには最低何トンの力がかかったと考えられますか | |
A4: | Q4-aからQ4-bについてはまとめて回答します。 平成19年3月30日付で公開した資料にあるとおり、鋼アーチ支保工{材質はH型鋼(高125mm 幅125mm 厚65mm、9mm)}を用いて施工しました。御質問の、掘削中に発生した支保工の変形は、側方の崩落土砂の押し出しによるものですが、かかった荷重については不明です。なお、当該工事箇所については、トンネル施工に通常用いられる補助工法を実施のうえ、所定のトンネルを完成させ、ダム本体工事期間中の仮排水トンネルの役目を本年4月までに無事終え、コンクリートで閉塞したところです。 今後とも事業の推進につきまして格別のご理解をいただきますようお願いします。 |
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