平成23年3月15日 更新 |
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平成19年12月28日 |
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平成19年11月21日付けで送付されました公開質問に対して下記のとおり回答します。 | ||
記 | ||
Q1: | これらの震源地(平成19年11月19日静岡県西部を震源とする地震)は太田川ダムから何km離れていますか | |
A1: | 気象庁発表の情報をもとに国土地理院の検索システムで調査すると、震源地までの水平距離は約2kmであり、気象庁発表の震源の深さ(16km〜18km)から推定すると、震源までの距離は16.1kmから18.1kmと想定されます。 | |
Q2: | これは、ダムサイト選定に際して予測した断層の上で起きたものですか | |
Q3: | 予測した断層の中で起きたとするのであれば、それはどの断層であり、何処から何処まで走っているものですか | |
Q4: | 予測していない断層で起きたとするのであれば、今後断層調査を行うのですか。 | |
Q5: | もし断層調査を行わない場合にはその理由は何ですか。 | |
A2-5: | 内陸部での地震災害の一部は第四紀断層に起因するもので、第四紀断層がダムに及ぼす影響は地震動と地盤変位の二つに分けられると考えられています。地震動については耐震設計で対処されますが、地盤変位の問題は設計で対処することが難しいいため、第四紀断層の分布地はダムサイトとして避けています。 太田川ダムにおいては、文献調査、地形学的調査等によりダム近傍には影響を及ぼすような第四紀断層はないことが確認されています。なお、今回発生したマグニチュード3規模の地震に係る断層は、一般的に規模が小さいと言われており、震源の深さを考慮しても、地表にはあらわれないものと思われます。 |
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Q6: | 最近(平成19年秋)の太田川ダム付近での地震活動をどのように評価していますか。 | |
A6: | 第259回地震防災対策強化地域判定会委員打合せ会記者レクチャー資料(平成19年12月25日気象庁)によると、「11月12日頃から発生している地震活動は、消長を繰り返しつつ、徐々に収まりつつあるように見える。」とのことです。 | |
Q7: | 湛水が始まったら太田川ダム付近の地震活動が活発になると思いますか | |
Q8: | 活発になると思わない場合、その理由は何ですか | |
Q9: | ダム誘発地震の文献は沢山あります。もし太田川ダム付近を震源とする地震が発生し、地域住民に被害が発生したとき、その損害を補償する考えはありますか | |
A7-9: | 国では、ダムの湛水と地震について次のとおり見解を述べています。 「ダムの近くでごく小さな地震が観測されることがあります。ダムに溜まっている大量の水とこのような地震の関係について調査された事例はありますが、その因果関係については現在のところよくわかっていません。」 | |
今後も、事業の推進につきまして格別の御理解を頂きますようお願いします。 |
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