平成23年3月15日 更新 |
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ダムができることにより川の水質が悪くなることがあるのは、貯水池内で富栄養化した水が、下流に放流されたときです。
富栄養化とは、地表水などの流入に伴い、リンや窒素などの栄養塩が貯水池内に流入し蓄積することです。この蓄積量が限度を超えると、植物プランクトンが異常繁殖する現象を引き起こします。
ダム建設地付近で行った水質調査と河川流量により富栄養化現象の起こる可能性をボーレンワイダーモデルで推定しました。
その結果、ダム貯水池内で、「富栄養化現象により水質が悪化する可能性は低い」という結論が得られています。
ボーレンワイダーモデルは、貯水池への総リン流入負荷量や平均水深、回転率がどの程度になれば富栄養化するかを概略判断する方法として、ボーレンワイダーが主として湖沼データを用いて作成した相関図で、日本のダム貯水池への適合性も日本の研究者等により確認されています。
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