平成23年3月15日 更新 |
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太田川ダムでは、近年国、県で建設されている他のダムと同様に100年間分の推定堆砂量に見合う容量を確保することにしております。
堆砂量については近傍類似水系にある原野谷川ダムと太田川ダムの直下流にある砂防堰堤の比堆砂量から1年に8,000m3(400m3/km2/年)貯まるものと推定しています。特に砂防堰堤の堆砂は昭和63年から平成11年までの測量結果をもとに算定しており、当地域の実績として評価でき、著しく堆砂した昭和63年4月から平成3年6月までの期間の比堆砂量であるため、十分に信頼できる値と考えられます。
ダムによる土砂の移動の遮断により、下流河川・海岸等に影響を与えないように、土砂の移動の連続性を確保していく必要があります。そのためダム湖上流部に貯砂施設をつくり、極力水を濁さない時期を選び、機械で掘削し、下流の河川に戻して、洪水で少しずつ流し還元する方法を考えています。これについては今後他の事例を参考にするとともに、知見を増やし合理的で経済的な方法を検討していきます。
ダムの寿命を延ばすためにもダムに土砂を貯めないことが必要ですが、ダム本体が100年以上耐え得る構造であるため、土砂を適切に管理することにより半永久的なダム利用が可能となるよう考えていきます。
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