平成23年3月15日 更新 |
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太田川ダムにおける環境対策については、平成12年に「太田川ダム環境保全対策検討委員会」から提言を受け、これに配慮して工事を進めるとともに、平成14年6月に設立された「太田川ダム環境対策連絡会」に説明し、確認いただき、会員の意見を工事に反映しています。
○貴重植物の移植と移植後のモニタリング調査
貯水池内及び残土処理場に生育していた貴重植物を平成12年度から14年度までの3年間に、事業の影響がない場所に移植しました。 移植後の生育状態についてモニタリング調査を行い、アドバイザー(連絡会の植物専門家)に説明し、概ね定着していることを確認しました。
○猛禽類のモニタリング調査 ダム完成までモニタリング調査を行い、繁殖への影響が認められる場合は、営巣期における営巣中心域内の工事を中断します。平成16年にクマタカ2つがいの繁殖が確認されました |
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○工事で発生する濁水の処理 掘削工事に伴い発生する濁水は、濁水処理プラントで処理をしています。濁水プラントには測定器が設置されており、水質(SS、pH)を自動測定管理し、処理水が基準値を超えないようにしています。 |
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○発破音等の防音対策 大きな騒音は、ダムサイト周辺の猛禽類の繁殖活動に影響を与える恐れがあるため、発破の使用量の多い工事や岩盤の掘削などで大きな騒音の出る工事については、騒音調査を実施して、騒音が与える影響が少ないことを確認した上で工事を実施しています。 また、発破を使用するトンネル工事では、坑口に防音扉を設置し、外部に漏れる騒音を軽減しました。 |
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騒音調査状況 |
トンネル抗口の防音扉 |
○郷土種による法面緑化 掘削法面を保護する法枠内の郷土種による緑化を行うため、枠内に吹付ける厚層基材に郷土種の種子を混入させるなどの試みを行っています。 |
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○工事用道路への減速看板の設置 工事用道路のうち人通りが多い場所に工事用車両の走行速度を抑えるように促す看板(30km/h)を設置し、工事用車両の走行による騒音を抑えるとともに、一般車両の安全を確保するよう努めています。 環境対策連絡会の会員からの意見により実施しました。 |
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工事用道路に設置された看板 |
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