静岡県

本文へジャンプ

Foreign language English Chinese Korean Spanish Portugues

ホーム

くらし

健康・福祉

教育・文化

産業・雇用

交流・まちづくり

県政情報

ホーム組織別情報交通基盤部袋井土木事務所太田川ダム回答集Q&A

平成23年3月15日 更新
ここから本文です。
人と自然が出会う三木の里太田川ダム

太田川ダム建設に関する質問と回答

Q3.環境について

3-12 太田川では大井川のように土砂堆積、流量の減少、海岸線の後退など起こらないか。

大井川は、古くから落差を有効に活用した水力発電に利用されてきました。大井川本川、支川には今までに14のダム(発電ダム13、多目的ダム1)が上流から中流にかけて設置され、発電に利用された水の多くは、管路を使って下流のダムからダムへと流れ、下流の川口発電所でその一部が大井川に戻るしくみになっております。このため、大井川の上流部では土砂の堆積、中流部では流量の減少、河口や海岸部では土砂供給量の減少に伴う海岸線の後退などの現象が起こっています。

発電ダムは常にダム一杯に水を貯め、貯めた水の落差を利用する構造となっており、ダムからは洪水時以外は維持流量だけ放流します。また、発電ダムは貯水池内に土砂を貯める容量を確保していない場合が多く、土砂が貯まっても発電への影響は少ないため、土砂の排除はあまり行われません。

これに対して多目的ダムの太田川ダムは、常時は洪水調節容量が空になっており、夏場の流況が良い時期は利水に必要な常時満水位まで水があれば、上流から流れてくる水は常用洪水吐から下流に水が流れます。さらに、下流の市場橋地点で渇水時でも0.5m3/sの維持流量を確保する計画です。

また、太田川ダムには100年分の堆砂容量を確保しておりますが、下流へは上流の貯砂ダムに貯まった土砂を還元する計画です。

以上から、大井川と太田川では、河川の流況、ダムの数、ダムの構造・運用が異なるため、太田川は大井川のような状況にはならないと考えております。

お問合せ先

静岡県袋井土木事務所
〒437-0042 静岡県袋井市山名町2-1
電話番号:0538-42-3210  FAX:0538-42-1782  E-mail:fukudo-kikaku@pref.shizuoka.lg.jp