太田川ダム建設に関する質問と回答

Q2.利水対策について

2-11　なぜ天竜川を越えて遠くまで配水するのか。

現在、遠州広域水道用水供給事業では、天竜川、都田川を水源とし15市町村に上水の供給をおこなっております。平成12年9月に調査したところ、13市町から新たに1日あたり67,400立方メートルの水が必要であるとの要望がありました。

しかし、主要水源である天竜川からの新たな取水は難しいと判断され、天竜川右岸地域に新規水源が確保できないため、水源を太田川ダムに求め、受水申し込みのあった右岸地区の関係市町に天竜川を越えて送水するものです。 （Q&A2-7参照）

このことで、遠州地域に天竜川系、都田川系、太田川系の3箇所の水源を確保できることとなり、異常渇水時の相互融通、水質事故災害等の異常時の危険分散ができることから、上水の安定供給の点では非常に強化されることになります。