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ホーム組織別情報交通基盤部袋井土木事務所太田川ダム回答集Q&A

平成23年3月15日 更新
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人と自然が出会う三木の里太田川ダム

太田川ダム建設に関する質問と回答

Q2.利水対策について

2-10 工業用水の上水への転用は可能か。

工業用水量の今後の必要量から水道に転用できる余裕があるか検討します。

1.工業用水道の新規需要量の算定
  今後の工業用水道の新規需要量算定にあたって、過去に行われた右肩上がりの経済成長予測に基づく手法は、現在が景気低迷期であることから適用し難いため、工場敷地面積あたりの工業用水必要量から算定しました。また、予測基準年を平成22年としました。 遠州地域において現在想定できる「工業団地開発計画面積」と「造成済工業団地の未分譲面積」を加算した、敷地面積約440haの工場立地に必要とする工業用水量は下記のとおりです。
     
新規需要量
=工場敷地面積×原単位水量
        =440ha×226m3/日/ha
        ≒99千m3/日
2.地下水保全のための必要量
  中・西遠地域が地下水条例で指定された地下水採取規制区域ですが、現在なお過剰採取状況にあることから、地下水からの水源転換に必要な量を算定しました。
  *地下水削減目標値千m3/日
     
地域名 現在採取量A 塩水化解消
目標値B
削減必要量
A-B
西遠
151
109
42
中遠
145
59
86
296
168
128

 

       
出典:地下水利用実態調査(県環境部)
3.今後の必要量
  上記の新規需要量と地下水転換に必要な量が、今後の工業用水の需要見込み量となります。
     
今後の必要水量
=新規需要量+地下水削減目標量
        =128+99=227千m3/日
  上記のとおり、工業用水量の今後の需要見込み量227千m3/日と現行契約量155千m3/日を合せた必要量382千m3/日は、遠州地域工業用水道の計画給水量416千m3/日から引いても余裕量34千m3/日しかなく、今後とも工業用水を確保して行く必要があり、水道への転用は難しいと考えます。

お問合せ先

静岡県袋井土木事務所
〒437-0042 静岡県袋井市山名町2-1
電話番号:0538-42-3210  FAX:0538-42-1782  E-mail:fukudo-kikaku@pref.shizuoka.lg.jp