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平成23年8月11日 更新
静岡県島田土木事務所
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◆◆◆ 島田土木の経営方針について ◆◆◆
島田土木事務所長 渡邉 良和
◆お元気でお過ごしですか?
蒸し暑い日本の夏!
気温も高止まり傾向の中、皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。
連日の猛暑で、東北電力の電力供給が特に逼迫して東京電力の支援を得ていますが、東京電力や中部電力も含めて全国的に電力供給に余裕がなく、そのために、各地の企業が海外移転を盛んに検討していると聞きます。この国の行方が本当に心配です。
◆あるべき業務遂行上の理念
さて、話は少しさかのぼりますが、私は今年4月1日に当事務所へ着任したとき、職員全員を集めた場で当事務所の経営方針、すなわち、私自身が考える“あるべき業務遂行上の理念”を伝えました。
それは、公務員としての責務を果たすために、
「県民目線に立ち、透明性を持って職務に当たること」
「業務を効率的に、スピード感を持って遂行すること」
「明るい職場とするため、挨拶を励行し笑顔で仕事をすること」
の3つです。
これらは、私自身がこれまでの公務員生活の中で常に実践を心がけるとともに、周りの若手職員などに伝えて啓発を図ってきたことですが、ここ数年間は在籍する部署において、職員全員に伝えて実践を促してきたものです。
このうち、1つ目の「県民目線に立ち、透明性を持って職務に当たる」というのは、常に、一般県民が何を求めているか、県民は県にどうして欲しいのかを把握し、客観的な根拠に基づき優先度を判断しながら施策を決定する、そして、その施策決定根拠の説明を求められた場合はいつでも示すことができるようにしておく、というものです。
たとえば、ある地区の道路の拡幅工事をしていて、通りかかった県民の方が、「私は、ここよりもあちらの狭いところを先に拡げて欲しいと思うけれど…。」と話し掛けてきたような場合にも、「あちらよりもここの拡幅が急がれる理由は、…です。」と、個々の職員がはっきり答えられるように、常に意識をしながら施策を判断し、実行する必要があるということです。
また、公務員は“全体の奉仕者”であるため、当然、施策の決定は一部の人たちの思惑のみに左右されるものではなく、県全体の、あるいは地域全体のニーズを踏まえてなされるべきものであることはいうまでもありません。
2つ目の「業務を効率的に、スピード感を持って遂行する」というのは、変化が激しい現代社会であることや、国、地方ともに財政状況が厳しい状況にあることを踏まえるまでもなく、組織として常に大きな命題である“生産性の向上”を図るためです。公務員として県民に奉仕する立場からも、より小さな経費で、より迅速に無駄なく、優れた成果を上げることが極めて重要です。
昔から“お役所仕事”と表現されてきたような、あらかじめ業務の期限を設定しない(意識しない)、または世間の常識に反して間延びした期限を設定しているような業務遂行の姿勢というのは、わが職場ではほとんど見られなくなってきたと感じていますが、さらなる効率化、スピードアップを、職員が常に意識するよう、組織を挙げて取り組むべきと考えています。
3つ目の「明るい職場とするため、挨拶を励行し笑顔で仕事をする」については、まず、“明るい職場”がなぜ必要かということです。その理由は、2つ目に挙げた業務の効率化に通じるところがありますが、組織全体での成果を最も大きなものとするためにはチームワークで仕事をすることが極めて重要であり、また、チームワークが機能している職場では、個々の職員の心の健康に好影響がもたらされるからです。このチームワークを生むものが“明るい職場”であり、そのためには職員が挨拶の励行をはじめ、笑顔を絶やさないことが重要と考えるからです。
家庭でも一般社会でも、まず挨拶、笑顔から始まり、一方に変な感情がある特別な場合を除けば、そこから会話につながるものです。常に会話があればお互いに、相手のトラブルに早めに気づいてあげられるとともに、相談がしやすい職場になります。早期に、トラブルの芽の小さいうちにお互いに相談して、個人ではなく組織で解決する、あるいはトラブルがなくても相談して、より効率的に優れた業務成果を得るというのが、生産性の向上につながり、個々の職員の日々の充実感にもつながります。
また、笑顔というものは、仮に作り笑顔でも、当人や周りに精神的に好影響を及ぼすことがわかっています。ストレスの多い時代であるからこそ、笑顔が特に大事です。
今年度も既に3分の1が過ぎました。
当事務所においても、それぞれの事業箇所で現場(工事)が続々と動き始めました。また、工事予定箇所などの測量・調査や計画・設計業務も並行して動いています。
各職員は、節電に取り組みながら、事業箇所の調査・検討や現場管理に汗を流し、大雨時や地震発生時などの夜中の緊急呼び出しにも対応しながら、当事務所の経営方針に従って、笑顔を忘れず、日々、真剣に取り組んでいます。
私のページが、一般県民の皆さまに、日頃、見えづらい土木事務所の様子を少しでも身近に感じていただくことにつながり、気軽にご意見などを頂戴できますことをお祈りしながら、今回の筆を置きます。
平成23年8月11日
島田土木事務所長 渡邉 良和
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